いわき市には、磐城三十三観音と呼ばれる霊場があります。
よく道路沿いで第〇番札所→ という看板を見かけることが多々ありました。
2024年は子供たちを連れ、磐城三十三観音巡りをしに行く計画です。
スポンサーリンク磐城三十三観音とは
三十三観音は、いわき市に三十の札所、双葉郡広野町に二つの札所、双葉郡富岡町に一つの札所。各所に祀られております。
1518年(永正15年)、佐渡の沙弥宗永が関東巡礼の途中で
磐城郡高野に逗留し杉成観音(関東一番札所、鎌倉)から霊告を受けて、磐城三十三ヶ所霊場巡り(霊場を開いた)をされたのが始まりと言われています。
磐城三十三観音 霊場一覧
名称 | 観音堂 | 所在地 | |
第一番 | 北目観音 | 北目観音堂 | いわき市平字北目町159 |
第ニ番 | 天津観音 | 天津観音堂 | いわき市平上荒川桜町地内 |
第三番 | 北郷童堂観音 | 内郷綴町高野作地内 | |
第四番 | 吊るし観音 | 内郷白水町広畑地内 | |
第五番 | 湯之嶽観音 | いわき市常磐藤原町田場坂125 | |
第六番 | 高蔵観音 | 高蔵観音堂 | いわき市高倉町鶴巻50 |
第七番 | 法田観音 | 法田観音堂 | 山田町仁井谷13 |
第八番 | 富澤観音 | 富澤観音堂 | いわき市川部町富沢 |
第九番 | 仏護山観音 | 仏護山観音堂 | いわき市山玉町神申地内 |
第十番 | 出蔵観音 | 出蔵観音堂 | いわき市勿来町酒井出蔵141 |
第十一番 | 関田観音 | 関田観音堂 | いわき市勿来町関田寺下42 |
第十二番 | 鮫川観音 | 鮫川観音堂 | いわき市錦町大島地内 |
第十三番 | 下川観音 | 下川天狗堂 | いわき市泉町下川字宿ノ川地内 |
第十四番 | 笛ヶ森観音 | 笛ヶ森観音堂 | いわき市常磐下船尾町地内 |
第十五番 | 柳澤観音 | 柳澤観音堂 | いわき市小名浜野田峰岸地内 |
第十六番 | 久保中山観音 | 久保中山観音堂 | いわき市鹿島町久保字西ノ作71 |
第十七番 | 高照観音 | 高照観音堂 | いわき市鹿島町走熊地内 |
第十八番 | 沼之内観音 | 沼之内観音堂 | いわき市平沼ノ内堂下地内 |
第十九番 | 下大越観音 | 下大越観音堂 | いわき市平下大越字根廻地内 |
第二十番 | 龍沢観音 | 龍沢観音堂 | いわき市平南白土湯崎地内 |
第二十一番 | 日吉観音 | 日吉観音堂 | いわき市平大室字白土29 |
第二十二番 | 朝日観音 | 朝日観音堂 | いわき市平幕之内地内 |
第二十三番 | 石森観音 | 石森観音堂 | いわき市平四ツ波石森地内 |
第二十四番 | 堂の作観音 | 堂の作観音堂 | いわき市平上片寄堂ノ作地内 |
第二十五番 | 青瀧観音 | 青瀧観音堂 | いわき市平絹谷字諏訪作200 |
第二十六番 | 高野坂観音 | 高野坂観音堂 | いわき市平北神谷字前の作地内 |
第二十七番 | 苗取観音 | 苗取観音堂 | いわき市平水品字荒神平地内 |
第二十八番 | 玉山観音 | 玉山観音堂 | いわき市四倉町玉山字南作地内 |
第二十九番 | 小寺山観音 | 小寺山観音堂 | いわき市四倉町四丁目 |
第三十番 | 小久観音 | 小久観音堂 | いわき市大久町小久大場114-2 |
第三十一番 | 折木観音 | 折木観音堂 | 双葉郡広野町折木高倉地内 |
第三十二番 | 浅見川観音 | 浅見川観音堂 | 双葉郡広野町上浅見川沢目地内 |
第三十三番 | 岩井戸観音 | 岩井戸観音堂 | 双葉郡富岡町上郡山字岩井戸328 |
その他 情報
表記
【石城】【岩城】【磐城】と見られます。
いわき市も時代によって、さまざまな表記がなされてきました。
古くは「石城」、中世になると「岩城」に変わります。
当時は岩城氏がこの地を治めていましたが、関ヶ原合戦において徳川方につかなかったため領地を没収されます。そのため、江戸時代には「岩城」の表記は使われなくなり、「磐城」の表記が使われる事になったようです。ですが、この表記もその時々で揺れ動き、明治時代には「石城郡」と表記されたり、昭和時代には「磐城市」(現在のいわき市小名浜地区)と使われたりしています。
管理
地域集落のお堂、寺院の堂宇などと立ち居地は異なり、本坊や寺院が管理を行っているケースが多いです。
場所によっては、区長さんの管理となっているところもあります。
地域の皆様の管理で成り立っているとも言えるでしょう。
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